#01
遂に始まったMy Favorite Tuningの第1回。
コーナーの進行表も用意して番組を進めるなど、気分を新たにして再スタートです。
それにしても、番組内容を35分に引き締めるってのは実に良いアイデアだと思います。
1回ごとのMP3も小さいサイズで済むので、サーバ容量に優しい感じで嬉しいです。
また、懸念とされていたメールの投稿も無事に送られてきたようですし、
さらにはトークの内容も良い感じのダラダラさ加減を演出していましたし、
まずは順風満帆、申し分のない船出と言えるのではないでしょうか。
唯一、今回の内容で不満があるとすれば合間に流れるBGMの音量くらいかなぁ。
特にヨウスケ君の声は、彼がマイクから遠い位置にいる事もあって、
BGMが流れていると、その音に掻き消されてしまいがちなモノですから。
後ろの方で微かに聞こえる音を解読するってのも、自分がラジオを聴く時の楽しみなんですよ。


曲名(タイムテーブル)
01.Cinemechanica - Yen (05:25〜)
02.Bent Outta Shape - Rudes (14:10〜)
03.Extra Consolidate - This World Is Mine (28:26〜)
アウトロ:Love Of Everything - Unknown (33:12〜)
*イントロに関しては、これからずっとCoquettishの「My Favorite Tune」を
一貫して使用する事が予想されますので、曲目の一覧からは省かさせていただきます。


01.Cinemechanica - Yen(From:The Martial Arts)

アメリカはジョージア州のCinemechanicaのデビューアルバムより。
バンド名は、CinemaとMechanicaを掛け合わせた造語かな?
ちなみにCinemechanicaが注目を浴びる事となった3 Way Splitは、
ジョージア州のバンドを集めてHello Sir Recordsからリリースされた物で
他にもMaseratiとWe Versus The Sharkが参加しております。
このスプリットは各バンドが2曲ずつを提供しており、
ツチヤ氏が“アルバムの中で1番カッコイイ”と評した曲、
「I'm Tired Of Paul Mccartney」は、こちらにも収録されているとの事です。

ツチヤ氏のお喋りについては“カフェで録音している”という虚言癖も健在で、まさしく絶好調。
テキパキした進行は、時間が限られているという緊張感の中で録音したのが奏功したものでしょう。
これは、おそらくリスナーにとっても聴きやすくて、都合が良い事だろうと思うのです。
で、その事を如実に表す良い資料をご用意いたしました。
West Tokyo Thrasherz RadioとMy Favorite Tuningの間に
2度ほど録音されたIntermission(前のサイトの方で絶賛公開中!)は、
1回目は公開したのが自分のサイトだけであった事もあってか
140回以上にわたってダウンロードされています(2006年2月17日現在)。
ところが2回目の方になると、わずか17回…多分1回目を聴いた時点でダレちゃったんでしょうね。
まぁ、一度に両方を公開したせいもありましょうけど、それにしても物凄い落差だなぁ。


02.Bent Outta Shape - Rudes(From:Stray Dog Town)

ニューヨークのメロディックパンク、Bent Outta Shapeの2ndアルバムより。
良音源の宝庫、Recess Recordsからのリリースです。
Bent Outta Shapeは、Drunk Tankからの1stアルバムの他にも、
Drunken Boatとのスプリット7インチなどをリリースしているようです。
盛岡のRN(ラジオネーム)胃カメラ氏によるリクエスト。
胃カメラ氏は他にも多くのコーナーに向けて投稿をなさっており、
今回の放送のトークを支える事となったのであります。

彼のもう1つのリクエスト、ツチヤ氏がアカペラで応えた方の曲は
「マモーミモー野望のテーマ 〜情熱の嵐〜」でありますね。
TV番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」の
人気コーナーから生み出される事となった楽曲で、
歌いだしは“進め、みんなで野望の道を”ってアレですよ。
それに続く“ツッパリオタク、それはちがーう!”ってフレーズは未だに意味不明。
この曲は、何とオリコン初登場2位を記録。まぁ、斯く言う自分も買いましたけど。
ウッチャンナンチャン自身も深夜のラジオ放送、オールナイトニッポンで
“この曲が2位を取れたのは時代の後押しがあったから”と振り返っております。
ただし、この時には、まだ彼等(ウッチャンナンチャン)は知らなかったのです。
この発言の何年か後には、ポケビやらブラビやらで更なるヒットを飛ばすという事を。

で、このマモーってのは「ルパン三世」の劇場用第1作に出てきたキャラクターのパロディーですね。
マモー(内村)と、その愛人であるミモー(ちはる)の他には、
ムモー(小倉久寛)とメモー(楠田枝里子…だったっけ)もいました。
やるならやらねばの最終回ではモモー(南原)も登場していた覚えがございます。
番組名はゴールデンに進出する前の深夜枠では「ウンナンの誰かがやらねば!」ってのでしたねぇ。
世代の差を埋めるために、現在を生きる若人にも分かるような例えを出すと、
かつては深夜に放送されていた「めちゃめちゃモテたい!」が、
現在のゴールデン枠に移る際に「めちゃめちゃイケてる!」になったようなモノです。


03.Extra Consolidate - This World Is Mine(From:1st Demo CD-R)

ビックリです。何とデモテープ募集のコーナーを実行したじゃあ〜りませんか。
ごめんくさい、トイレくさい。あ、こりゃまたくさい。
動転の余り、チャーリー浜のギャグを使ってしまうほど、本当にビックリです。
ほいで、かかったのがRawな雰囲気に満ちたカッコイイ曲なもんで、またビックリ。
何でも、メンバーの1人は“夜のサイドワインダー”ことタナベ君と過去にバンドを組んでいた人物であるとか。
一緒にビッグになるために東京へ出てきたものの、敢えなくバンドは解散してしまったとの事。
そうそう、タナベ君。共に上京した際にバンドで買った車はハイエースだよね?そうに決まっている。
…なんていうのは、今では古いロック観になっちゃうんですかねぇ。
最近、職場で“オマエは本当に20代か?”って言われる事が多くて、少し気にしてるんですよ。
とにかく、このデモがセンスレスに入荷され次第、自分は必ず買います。
いっその事、このコーナーを八王子の活きの良いバンドを紹介する所にしちゃってもと思わせるような。
で、次回はex:Circle Of Shitと、ex:The Chicksからなるバンド(名前は、もう決まったのかな?)を紹介しましょうよ。

さて、今回の放送で頻繁に使われた“アレがアレなんで(というドウドウ君が使うフレーズ)”ってのは、
プロレスラーがよくインタビューなどで使用しているモノからのサンプリングです。
例:三沢「今日の試合は本当にアレだったね。ハンセンのアレを食わないようにアレしたんだけど、
やっぱりアレしちゃったね。でも、まぁ勝てて良かったよ。これからも三冠のベルトをアレしていきたいね。」
訳:三沢「今日の試合は本当にしんどかったね。ハンセンのラリアートを食わないように気をつけたんだけど、
やっぱり食らっちゃったね。でも、まぁ勝てて良かったよ。これからも三冠のベルトを守っていきたいね。」


アウトロ:Love Of Everything - Unknown(From:Hand Job Community)

Joan Of Arc/Make Believeで活動中のボビー・バーグのソロプロジェクト。
ヘロヘロした中にもキラキラした物がある辺りは実にキンセラ一派らしいところ。
パッと聴くと全部同じの金太郎飴状態に見えるかもしれませんが、
同じく金太郎飴のポップパンクと同様にして考えますと(同じって単語を使いすぎだなぁ)、
よく聴くうちに、その中の機微が分かってくる事と思われます。
そう言えば、ヨウスケ君から依頼を受けてJoan Of Arcのメンバーから
Cap'n Jazz/Sky Corvair/Joan Of Arc/Make Believe/Promise Ring/Owles/
そして、Love Of EverythingのDVDを大量に通販した事がありましたっけ。
あんまり大量に頼むモノだから、メンバーから返信をいただいた時に
“良かったら、Joan Of Arcの日本盤を出さないか?”って言われてビックリした覚えがあります。

あー、しかし、今回は事前にラジオを録音するという連絡がなかったので
メールが送れなくて残念でした。色々と投稿するネタを考えていたのになぁ。
“パンが無いなら、もやしを食べれば良いじゃない!”とか、そんなのを。
世界の三大悪女に数えられるマリー・アントワネットからの引用でして、
この台詞で、もやし嬢のピュアなイメージを覆すような演技を見せて欲しかったのです。
でも、これは一歩間違えば下ネタに解釈される可能性があるばかりか、
ツチヤ氏の眼前でunder the bridge>Peace Of Breadであるという
過激な隠喩を提示する事にもなりかねないモノだったんでボツにしましたけど。

で、最後のツチヤ氏による“はい、チューニングはそのままで”ってのは、
自分が企画会議で考えたモノだったんで、使ってもらえて非常に嬉しいです。
“言わないでも良かった…”なんてほどにスベってはしまいましたが、
やっぱり、自らが考案したモノを電波に乗せて言って貰えるってのは良いですね。
当ラジオの熱心なリスナーとして切にそう思うのです。
盛岡のRN(ラジオネーム)胃カメラ氏も同様の気持ちであると信じて疑いません。

今日のもやし嬢の一言
「そうねぇ…じゃあ、ドンペリでも持って来てもらおうかしら。」