#02
活気に満ちた第1回の好スタートから一転して、
“今日も、やっていきましょう”というツチヤ氏の言葉は
完全に欠伸が混じっていたモノでありました。
録音した日の天候に合わせてか、テンションまでもが低気圧な第2回。

そのダラダラ具合は縁側でお茶をすすりながら一息ついているといった雰囲気で、
録音した側も、そして聴いている側にとっても趣味嗜好の世界にまっしぐらでありましょう。
ただし、某コーヒー会社が昔々に流していたCMに曰く、
“嗜好品は人生にとって必要のない物かもしれないけど、
ムダのない人生なんて味気ないものに違いない(うろ覚え)”というコピーにある通り、
一見すると益体のないような物も、秘かに心の滋養となっている可能性を信じて
今日も自分は下らない文を書くのです。我ながら、詭弁も良いところですけど。
あと、今回の反省点は、放送した内の4曲中、3曲がデモや未発売の物であった事でしょうか。
ほら一応、このラジオには(ビッグ・ボスへのラジオを放送する方便として)、
レコード屋の販売促進なんて意味も含まれていたりする訳じゃないですか。


曲名(タイムテーブル)
01.Tera Melos - Melody 3 (07:22〜)
02.Polodick Shirt - Know (18:05〜)
03.Frankie Stubbs - My Heart Is Home (28:23〜)
アウトロ:Suffering From A Case - Think About It(34:30〜)


01.Tera Melos - Melody 3(From:Self Titled Album)

カリフォルニアのテラ・ワロス…じゃなかった、テラ・メロスのアルバムより。
彼等のMyspaceの方ではライブ・トラックを含む数曲がダウンロードできるようです。
バンド名のテラってのは“兆”という意味で、
ギリシャ語での“怪物(teras)”が元々の語源であるそうな。
“メロス”はラテン語で歌とか、音楽とか、旋律を指します。
“怪物の旋律”ってのは、彼等の音楽性にピッタリですね。
テラにはラテン語では“地球”という意味もあるので、
“地球の音楽”という訳も可能かなぁと思ったら、そっちの綴りは“terra”でした。
個人的にはけっこう好みな響きだったので、少し残念です。
ファイナルファンタジー4で登場した賢者がテラって名前でしたけど、
あれはゲームの内容(月と地球の因縁)に関連付けた物だったっけと思い出したりしたから。

で、Tera Melosの話から、いつの間にかLuna SeaとかX Japanの話、
さらには巷で噂のニートの話に移行させていく辺りはツチヤ氏の本領発揮といったところ。
このNEETってのは“Not in Employ, Education or Training”の略であります。
あ、ちなみに当サイトのアドレスにある“org”ってのは
Organization(組織)の略であると考えてらっしゃる方が多いと思いますが、
自分としてはOrgasm(絶頂)の略であるという確信めいたモノを持っております。
一時期に某掲示板などで流行したガッカリする感情を表すアレとかにも見えなくはないですけどね。


02.Polodick Shirt - Know(From:2nd Demo Tape)

前回、このコーナーを遮二無二に実行したのに続いて
なんと今回は本物の応募がありましたよ!
メイク・ミラクルってのは、こういう時に使うのか…スゴイ!
ツチヤ氏は、このバンドを“Fruityのニオイがする”と評していましたが、
自分は、我等が青春の象徴であるSherbetを感じました。
細い声と太い声によるツインボーカルのスタイルってトコとか、
1曲目があっと言う間に終わってリズミカルな2曲目に移る辺りとか。

そして、ラジオでも話題となっていた彼等のウェブサイトはこちらです。
かのHipcat's Recordsにも通じるギャグセンスを披露していまして、
中でもPolodick Timesと銘打たれた新聞をイメージしたページは出色。
記事のコラムにあった“父親からの一人暮らしの為の十か条(第八条)”は必読です。
また、Polodick Times以外のコンテンツにおいても、
さりげなくSickoという最高のポップパンクバンドから引用していたり、
The Blue Heartsの歌詞からのサンプリングと思われる部分があったり、
戦時中のスローガンを使っていたりで、思わずパクりたくなる内容となっています。
そして何と言っても、プロフィールの“Any Question?”というページで
好きなサイト:ドウドウさんのサイトという記述があったのには心底感激しました。
しかし、このサイト、実は以前にも見た事があるんですよねぇ。
確かSee Her Toniteの関係だったとは思うのですが、記憶が判然としません。
あのう…何処かで、お話をさせていただいた事がありましたっけ?
私信ではありますが、是非ご本人からのご連絡をお待ちしています。

そうそう、前述したSickoのラスト作である4thアルバムは
Pizza Of DeathとCrackleの2つのリリース・バージョンがありますが、
それぞれボーナストラックが違うので気を付けましょう。
Pizza Of Deathの方はHusking Beeのカバーで、Crackleの方はMisfitsのカバー。
個人的には、Sickoは1stの「You Can Feel The Love In This Room」がオススメ。
「Where I Live」とか「Ouch」など、本当に名曲揃いです。


03.Frankie Stubbs - My Heart Is Home(Unreleased)

PN(ペンネーム)、夜の帝王さんからのリクエスト。
Leatherfaceの最新アルバム(2006年3月現在)にて、
ラストを飾った曲をアコースティック・バージョンで。
フランキー自身のMyspaceで公開されていた物のようです。
あと、送ってもらってアレですが、内容が長すぎるとの事なので、
メールを送った夜の帝王さんは、もう少し短くするよう気を付けましょう。

そして、この曲の後で読まれたメールを送った方のペンネームは
90年代の初頭から半ばにかけて、芸能人の所得ランキングで
何年もの間、上位の座を守り続けた女優さんのような感じでしたね。
まぁ、所詮はペンネームなんで眉唾モノではありますけど、
仮に万が一ホンモノだったりしたら…いやいや、まさか。だが、しかし…
で、その所得ランキングの上位を譲り渡す契機となったのは
彼女の次男が何やかんやで逮捕されてしまいまして、
その結果、芸能活動を自粛する事となったのが大きいでしょう。
そして、長い長い謹慎期間を経た後の映画での復帰作は、
かの水野晴朗が監督を務める「シベリア超特急3」でした。感動的。

この「シベリア超特急」はB級映画における空前絶後の大傑作でありまして、
シリーズの第1作にて水野晴朗(通称、閣下)が銀幕に登場する際の初台詞は、
“ボルシチはー、けっこー、うまかったぞー…(しばしの静寂)、
おかげでー、体もー、あったまったー…”という何とも素晴らしいモノで、
2作目では“なるほどー、そうするとー、環境がー、殺人者を生むというー、
(しばしの沈黙)…わけだなー?”という何とも凄まじいモノとなっています。
ちなみに自分は今、何も参考資料を見ずに上の閣下の台詞を記しております。
それほどまでに、閣下が発する台詞は印象深いモノなのです。


アウトロ:Suffering From A Case - Think About It(From:2nd Demo CD-R)

Suffering From A Caseが久々に放つ新曲は、すごく良い出来であります。
以前からライブでは演奏していた物で、既に結構な評判を呼んでおり、
この曲が録音されるのを待っていた人も多いんじゃないでしょうか。
Waterslideからリリースされる予定の正式な物では初音源となるCDに先駆けて
練習代わり(内情を言えば、卒業制作の一環)にと録音したとの事であるそうです。
そう言えば、シノザワ君は最近ラジオに出てないけど、忙しいのかなぁ?更迭?

それと、今回は複数の方から投稿があったみたいですが、
これを読んでいる皆さんも負けずにガツガツとメールを送って下さいね。
自分はリスナーへのプレゼントとなるDVDを発送する準備をしてお待ちしています。
近々の内に、そのDVDから1曲をカットして動画を公開する予定ですので、こちらもお楽しみに!
その他にも、Senseless Records関連では素敵なニュースがございます。
3月18日にRinky Dink Studioで行われるライブではMalegoat、Browntrout、
そして、今回が初ライブとなるSometimes Like Shitによる3way Splitが配布されるとの事。
自分はMalegoatと、Sometimes Like Shitのトラックを一足先に聴かせて貰ったのですが、
これが当日のみの配布とするには勿体なすぎるような出来となっていました。
また、この日にはヨウスケ君が発行するジンも配られる予定で、
前回のラジオで曲を流したCinemechanicaへのインタビューなどを含む内容となるようです。
ヨウスケ君自身による表紙は抜群の物です。あー、マルチタレント。

今日のもやし嬢の一言
「やだなぁ、ツチヤさん。それって偶然ですよ。たまたまです。た・ま・た・ま。」
あと、「細くて、長くて、ピンクで可愛い!」…とんでもないエロラジオだな、こりゃ。