#03
木曜日が新しいメンバーとの面接とか、逢引とかで忙しく、
まぁ色々あって、いつものように放送が延びていた第3回。
しかし、ネットラジオでの予定なんてモノは延期されるために存在するのです。

開口一番、ツチヤ氏は最近、木村カエラに入れ込んでらっしゃると表明してましたが、
カエラ嬢は3月末でレギュラー出演していた番組「Saku Saku」から卒業するという
ちょっとタイミング悪すぎな感じで彼女のファンになってしまったようです。あーあ。

放送の内容は、前回よりも大きく持ち直した感がありまして、
ツチヤ氏の得意分野の1つである投稿者いじりが全開に発揮されております。
紹介されたメールも言葉遊びを多用したナイスなモノが多くて、自分はインスパイアを受けまくり。
で、自分も負けずに昨今の体験で衝撃的だった言葉を挙げますと、
売却用マンションを略したと思われる“売マン”が真っ先に思い浮かびます。
これって絶対に作為的なモノだと思うのですが、いかがでしょうか。
あー、マンションってのは、こんな広告でも売れるんでしょうかねぇ。


曲名(タイムテーブル)
01.Stokoe - 9 Stories High (03:24〜)
02.The Tall Ships - Radio Preset (09:48〜)
03.The Bumpies - Tonight (14:55〜)
04.Das Oath - You Will Never Never Never Know Me(20:51〜)
05.Lucero - Mine Tonight (24:45〜)
05.Dina - Work The Switch (31:18〜)
*アウトロは第1回に流されたLove Of Everythingの曲と同じ物でした。今後は、この曲をアウトロにするのでしょうか?
第1回に紹介した際には曲名が筆記体で書かれていて読めなかったとの事なんで、タイトルを“Unknown”としております。


01.Stokoe - 9 Stories High(From:The Experiment Has Been A Complete And Utter Failure)

LeatherfaceのDickieを擁するStokoeが、Mother Stoatというレーベルから
最初に7インチの4曲入りEPをリリースをしたのは、もう8年も昔の事となります。
それからFatty Jonesへと名前を変えてCD EPを1枚リリース、
さらにThe Jonesへと名前を変えて大傑作アルバムをリリースしたのが6年前。
まさか、ここに来て再び活動を始め、名前をStokoeに戻すなんて思ってもみませんでした。
しかも、今回の音源では何と女性がボーカルをしてるじゃないですか。
The JonesのアルバムにはStokoeの7インチでの曲が収録されている事もあり、
名前は変われど移行する前後の繋がりといった物を感じさせていたのですが、
今回は名前は同じだけど全く別のバンドであると言っても差し支えないほどの豹変振り。
アルバムには“実験は完遂され、それは完全なる失敗”なんてタイトルが付いてますけど、
この女性ボーカルを入れるという事を実験とするなら、それは完全なる成功だったんじゃないでしょうか。

今回の放送は、メールが3通にデモが1通って事で今までのお便り最多記録を更新しました。
自分も送っておけば、さらなる最多記録が作れたのにと少々後悔しているところであります。
また、今年に入って前のアレからMy Favorite Tuningに名前を変わってからは、
当サイトでMP3をダウンロードして下さる方は1回の放送あたり、ゆうに3桁を超えております。
その事についてツチヤ氏が“放送時間を35分くらいにしたのが良かった”、
“徐々にオレの人気が上がってきている”、“受験シーズンが終わったから”と様々な考察を並べる中で、
ヨウスケ君が“Leatherfaceの動画がUPされたからじゃない?”とクールに言い放つ場面が今回のフェイバリット。
ただ、映像を公開した姉妹サイトの方からラジオのサイトには目立つ所にはリンクを貼っておりませんし、
Leatherfaceの映像を公開する前から既に聴いて下さる人が段々と増えていた事もありますので、
やはり自分は放送時間を35分にした事こそ視聴者が増加している傾向の要因だと思いますですよ。


02.The Tall Ships - Radio Preset(From:Paint Lines On Your Glasses...)

サンディエゴのスリーピース、The Tall Shipsのデビュー作より。
リリースをしたレーベルはチェコ(!)のMinority Recordsであります。
バンド名は大型帆船って意味ですかね。手数の少ない、削ぎ落とした印象のある音を鳴らしてます。
それと、上では長すぎて書ききれなかったのですが、このアルバムの正式な名前は、
「Paint Lines On Your Glasses Look Up At The Stars And Play Them As Notes」です。

話は変わって、ただいま映像の魔術師ことウエノ君からBrowntroutのミソ君経由で送られてきた
去年のIdea And Actionの模様を収録したDVDを鑑賞しながら、当該の文章を書いている所です。
これがもう「生3」を凌ぐとも劣らない、すんげぇ良い出来!
Senseless Recordsから発行されるジンのオマケでつける予定の物でありますが、
余りの出来の良さに別に販売した方が得策じゃないかという声も挙がっております。
ただ、オマケでつけるならともかく、DVDを単独で販売するとなると、
各方面に許可を得る事が必要になりましょうし、先行きは相変わらず不透明です。
でも部分的にではありますが、そのうちにサイトで公開したいと思っておりますよ。


03.The Bumpies - Tonight(From:1st Demo Tape)

秋田のポップパンク、The Bumpiesのデモテープより。
The Popolongのデモテープを思い出す、粗い録音となっています。
まぁ、デモと言えばデモンストレーションの略である訳ですから、粗くて然りであるのです。
バンド名はポップパンクの雄、BumとGrumpiesを掛け合わせた物でありましょう。
言わば、BumとGrumpiesの合いの子…じゃなかった、愛の子という事であろうと思います。
あと、ツチヤ氏はバンドのホームページのBBSに書き込みをした後はチェックしていない、
返事がなかったら切ないなぁと言ってましたけど、結構盛り上がっていましたよ。
すごく和やかな歓迎ムードに溢れていたんで、嬉しくて自分も書き込んでみたら、
なんと、メンバーの中に知り合いの人がいたというオチまで付きました。
東北の実家に帰ったって聞いてはいたけど、まさか秋田でバンドをやってて、
このラジオにデモを送るなんて想像だにしてなかったんで、非常にビックリ。

しかし、こういう巡り合わせって本当にステキですね。
もしも、これが男女の再会だったりしたら月9のドラマになるなぁ。
“目と目で通じ合う、そういう仲になりたいわ”って感じでありましょう。
でも、自分は工藤静香より南野陽子の方が好きでした。
彼女が、その平坦な歌声で聴かせる「秋からも、そばにいて」は大名曲。
そして、もう1つ申し添えておくとキムタクの嫁が歌う方の歌詞、
“目と目で通じ合う”ってのが指し示すのは、いわゆる1つの目合い(まぐわい)ですね。
ここで言いたいのは、この単語は性交の婉曲的表現であるという事です。
そうなると、“そういう仲になりたいわ”という部分が、かなり大胆なモノに思えます。
…こんな下らない事を並べ立てる自分は腹を切って死ぬべきだと思っていますよ、もちろん。
唯一神・又吉イエスに言われるまでもなく、自ら地獄の火の中へ飛び込む覚悟であります。


04.Das Oath - You Will Never Never Never Know Me(From:Mini LP)

津久井郡所属(現在は相模原市に吸収/合併)のハシモト君からのリクエスト。
Charles Bronsonのメンバーが現在参加しているDas Oathの新譜からの選曲です。
前にかけた時にはQueenのトリビュートアルバムに収録された「We Are The Champion」を
放送する予定だったのが、変な感じに誤解されちゃあマズイって事で編集盤からの曲に差し替えたんだっけ。
それで、彼(ハシモト君)にはDVDじゃなくてステッカーをプレゼントって事なんですけど、
Skimmerの新譜の物と、Horace Goes Skiingの物とLovejunkの物だったら、どれが良いですか?
もちろんDVDの方を希望なさるなら、そちらを受け付けますよ。

ほいで、以下ではIdea And ActionのDVDについての瑣末な事を。
自分はツチヤ氏やヨウスケ君からI Excuseのゴンさんに似てるって言われます。
何となく分かる感じはするのですが、それよりもDVDでの映像で確認できる自分の姿は、
かつてラジオで就職斡旋コーナーを担当したサトウ君に激しく似ていると思いました。
ボサボサに伸ばした髪と、シャープなフレームの眼鏡。背丈もちょうど同じくらいだし。
Peace Of Breadの曲が流れる場面で、二人が並んでシンガロングしている所なんかは
美和嬢から預かっていたカメラを持っている方が自分であるという判別式がなかったら
どっちがオレだっけと迷うほどでした。そして、その時の自分は、まるで美和嬢を激写するために
最前線でシャッターを構えているような、いわゆるカメラ小僧の雰囲気を醸し出していておりましたとさ。


05.Lucero - Mine Tonight(From:That Much Further West)

このラジオに投稿する常連さんとなった感のある秋田県は胃カメラ氏からのリクエスト。
昨年の秋には来日も果たしたUS南部はメンフィスのオルタナカントリーバンド、
Luceroの3rdアルバムからの選曲です。名盤と言って差し支えないでしょう。
2005年には新譜「Nobody's Darlings」や、DVD「Bright Stars On Lonesome Nights」、
さらにはDVDにライブアルバムのCDを同梱した「Dreaming In America」をリリースし、
年に200日もの間ツアーに出てライブをこなすなど精力的な活動を行ったようです。
また前回(West Tokyo Thrashers Radio 第17回)に曲が流された際には、
メンバーがLucero以前に参加していたパンクバンド、
Red 40のCDについて、“これって、まだ売ってるのでしょうか?”と紹介しましたが、
その後にジャケットを変えて再発されました。すごくカッコ良いんで、是非どうぞ。

さて、胃カメラ氏のコメントは空耳アワーに送れと冷たく言われていましたが、
最近、ボキャブラ天国のビデオ全3巻を一気に観た自分にとっては超ストライク。
つい先日にも、Sometimes Like Shit(ex:Circle Of Shit)のマコっちゃんに、
今度、もしソロプロジェクトとかをやる際には名前を“I Can Be Shit Mama”にしなさい、
ほら、“アッカンベーしたまま”に聞こえるでしょとメールを送ったトコでした。
しかし、ボキャブラのビデオ「雅」、「誉」、「寿」は心の底からは楽しめませんでした。
“アルシンドになっちゃうよー!”を、“あー、振動でイっちゃうよー!”とか、
“大正デモクラシー”を、“短小でもイクらしい”という語句に置き換えた
(若手芸人さんが出演する前の)未だに色褪せない作品の数々を堪能したかった。


06.Dina - Work The Switch(From:Work The Switch)

DriveのGu/VoであるRocheがメンバーとして加わった2ndアルバムからの選曲。
地味なのが好きな方には絶好球と成り得る素晴らしい楽曲の数々。
あ、でもRocheが加わる前の音源はあんまりオススメ出来ません。
ちょっとエモーティブな感じが入ってて何だか中途半端な印象を受けるのです。
決して悪くはないんですけど、それだけ2ndが良い内容だったとも言えましょうか。
しかしDinaは、この「Work The Switch」を最後に、2005年のうちに解散してしまいました。
RopeやBarefootもそうですが、良いなぁと思ったバンドが長続きしないってのは辛いですね。
それと、バンド名の読み方なんですが、DriveのDanは“ディナ”って言ってました。
彼にDinaの解散について何か知ってる事があれば教えて欲しいと聞いたところ、
“僕はディナについては何も知らないんだ。メールを貰う事はあるけど、もう僕らは15年間話してない”。
…こちらも、ちょっと切ない話でした。

この曲が流れる前にはペンネーム・玉子人間さんからのお悩みが紹介されました。
ここでの一人遊びという語句はカタカナで書いてあったみたいです。ヒトリアソビ。
NHKの番組で言えば「ひとりでできるもん!」って感じでありましょう。
岡村靖幸の曲で言えば「イケナイコトカイ」って感じですね。
で、ヒトリアソビをトリビアと読み間違えてしまうツチヤ氏なんですが、
自分も頻繁にそんな事があります。思いっきりアレな事例ばかりですけど、
前に住んでいた吉祥寺の駅前では“ロータリークラブ”を“ロリータクラブ”って読んでましたし、
吉祥寺の郊外にある看板では“おことの教室”を“おとこの教室”と読んでました
最近では、アニメの「ぴちぴちピッチ!」を、「ぴちぴちビッチ!」と読んで、
おいおい、待て待て、どうしてこんなモノがキッズコーナーにあるんだ、
どう考えても大人のみが入れる場所に置いて然るべきじゃないか、なんて事を思いました。
なんでテメーはキッズコーナーにいたんだという核心を突いたツッコミはご勘弁下さい。
それでは、雲行きが怪しくなって来たので、この辺でドロンさせていただきます。さようなら。

業務連絡:今回にメールを読まれた方はドウドウまでメールを下さい。
すぐさま当方からプレゼントのDVDをお送りしますので。
しかし、発送の担当が替わった途端、頻繁に当選させるようになったなぁ。