#05
鈴なりの花を摘み、吹く風に夏を知る頃となりました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか、ドウドウです。
前回にUPした時からは長らくのご無沙汰となっております。
今頃(2006年7月中旬現在)になって、5月に放送された分のコメントを書くってのもアレですね。
でも、今宵は月が旅路を照らそうぞって想いを胸に、
ここまで何もアクションを起こさなかった自分に嫌悪感を抱きつつも
ゴールデンウィークにあった事柄を思い出しつつ書いていきます。
そんな感じで、以下の記述のような心境でお送りする第5回。

今、僕は語ろうと思う。もちろん、問題は何ひとつ解決していないし、
語り終えた時点でもあるいは事態は全く同じということになるかもしれない。
結局のところ、文章を書くことは自己療養の手段ではなく、
自己療養のささやかな試みに過ぎないからだ。(中略)
夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、
それだけの文章しか書くことはできない。そして、それが僕だ。
(村上春樹著「風の歌を聴け」より抜粋、引用。)


曲名(タイムテーブル)
01.C.Y.A - K.A.E.L.A (12:14〜)
02.Influence - Come To Yourself (20:49〜)
03.Sludge - Fight In Your Voice (21:45〜)


01.C.Y.A - K.A.E.L.A (From:Demo CD-R)

八王子で活動する若手ハードコアバンド。
「U-korin Make Happy」なんて素敵な曲名も含む、全9曲入りのデモより。
同じく八王子のI Hate My Schoolのフォロワーである事を自認し、
ナイスなバンドを多く呼んで企画も行っている期待の星。
ちなみに、このデモのマスタリングは我等がDJツチヤが担当。
ギャラはてりやきマックバーガーのセットであったとか、そうでないとか。

“アルジェリアの首都はアルジェです。でも、ナイジェリアの首都はナイジェじゃないぜ。
ほいで、オマーンの首都はマスカットなんです。もやしちゃん、オマーンって言ってごらん?”という冒頭の喋りが
空回りかつダダ滑りした後は修復不可能、完膚なきまでにヘコみまくって、
放送を通してテンションがガタ落ちのドウドウ君は、今になって聴くと結構笑えます。
このラジオの収録後には創作の同人誌即売会、コミティアへ行く事についての打ち合わせを
重鎮・Daybreakのイシウラ氏や、新星・Sometimes Like Shitのマコっちゃんと夜通しでしてまして、
その時のテンションはまさしく最高潮で、レッドゾーンを突き抜けるくらいだったんですけどねぇ…
しかし、まさかコミティアの会場でもツチヤ氏と会う事になるなんて思いもしませんでした。
あ、でも、コミティアって創作の同人誌がメインなんで、アレな感じのは少な目なんですよ。
自分も18禁の本は1冊も買わなかったですし。…と、フォローをしてみたり。いや、本当ですってば。


02.Influence - Come To Yourself(From:Demo CD-R)

流した全ての曲がデモであった第5回、こちらは何と石川県からの投稿です。
曲の後にはメールの誤字脱字についてツチヤ氏から色々と突っ込まれてましたが、
自分は真に突っ込まれるべきはラジオで曲を入れ替える際に、
ブツッと音が途切れてしまった事であると思っております。
“他にも謝る事があるんじゃないですか、ツチヤさん?”ってドウドウ君が言う部分ですね。
ただ、これもフェードイン/フェードアウトが苦手なだけであって、決して悪気があった訳じゃないんですよ。
何しろ、お喋りがメインの音楽番組でありまして、普段は曲を続けて流す事が稀なのが原因と言えましょうか。

で、話はイシウラ氏、マコっちゃんと交遊した、あっちの方へ移ります。
コミティアを堪能した後はTrikoronaのライブを観るべく一路、茨城県は取手へ。
そちらでは正真正銘、徹頭徹尾にオタクの中のオタクでありつつ
アンダーグラウンドな音楽にも精通していらっしゃる伝説的人物とお会いして、
ライブの後には、その伝説的人物を交えてTrikoronaの面々と楽しくお食事をしたりしたのです。
それと、Trikoronaのメンバーの1人であらせられるハットリ氏につきましては、
以前にはSnatcherでドラムを叩いていたり、前々から彼に関する話を聞いていたりで、
今回、緊張の初対面と相成った訳でありまして、彼からは“サイト見てますけど(多分、UKの方でしょう)、
書いてる本人はこんな人だったなんて…ガッカリだ”という最高の褒め言葉を戴きました。
自分にとっても、音源から膨らませたイメージとハットリ氏のキャラクターは
決して交わる事のない、掛け離れたモノでありました(もちろん、褒め言葉ですよ)。
Snatcherの曲で言えば「Never Cross Lines」ってな感じでしょうか。
そんな訳で、次回、夏の祭典・コミック・マーケットで再びお会いできるのを楽しみにしております。


03.Sludge - Fight In Your Voice(From:Demo CD-R)

上記のInfluenceとのスプリット・デモから、同じく石川県で活動するSludgeの曲です。
聞くところによると、両バンドの皆さんは、まだDVDを受け取ってらっしゃらないとの事で、
是非、ドウドウまでご連絡をいただきたく思います。遅れた分だけ、オマケを沢山お付けしますよ。
その際には両バンドに関する情報も教えていただければ、こちらの方にも書き足しますので。

そして、ここでも話は再びコミティア当日に戻ります。
前述のハットリ氏に関してはライブ前にコンビニでビールをおごった際、
好きなように弄っても大丈夫との許可を戴いてますんで、この場を借りて色々と記述していきましょう。
彼はモテたい、モテたいと公言していた折に、いわゆる逆ナンをされたにも関わらず、
“(逆ナンをしてきた女性の)テンションについていけない…”と言って誘いに応じ切れなかったり、
秋葉原のカラオケ屋でマイクに乗せて如何わしい同人誌の内容を朗読したりと、
夜空に瞬く星と同じくらいに多くの伝説的な逸話を持っていらっしゃるのです。
ちなみに、自分がおごったビールは“髪の毛を下ろしたいんだ”と言って頭からドボドボと流してらっしゃいました。
いや、トイレットを借りて、きちんと水で洗った方が良かったんじゃないですか、ハットリさん。

この日はこの日で、自分のフルネームがドウドウ ケイである事が分かると
“メガネ!メガネが必要だ!”と往年の横山やすし師匠の如く眼鏡を探し求め、
それを装着するなり、“ケイ君!”と叫び出す始末。余りの事に自分は茫然自失。
横にいた方から「おねがい☆ティーチャー」の風見みずほを意識したモノだと示唆されるまで
ハットリ氏の行動が何の事だか気付かないという大失態を演じてしまいました。
あ、自分が茫然自失としていた状態は、おねティーで言えば“停滞”ですね、きっと。
せめて、“最優先事項よ(はぁと)”とでも言って下さったなら、
“みずほ先生ぇー!”と叫んでハットリ氏の胸に飛び込んだのになぁ。
で、つまり、上記の通り、自分は「おねがい☆ティーチャー」の主人公と同じ名前なのです。
作中で、みずほ先生がケイ君との関係性を問われて、“全部言わされちゃった…
ケイ君が、あの時に声を出しちゃう事も…それが、とってもカワイイ事も…”ってセリフを発した際には
TVの前でケイ君と自らを重ね合わせ、激しく身悶えながら鑑賞したモノであります。

振り返ってみると、ツチヤ氏がコミティアで買った卓上カレンダーの余りの萌えっぷりに“ぶひー!”と叫び、
Suffering From A Caseのシノザワ君が何だかモジモジしながら、
“ドウドウさん、中学の昼休みに校内放送で曲とか流すじゃないですか。
自分が流した曲は…三重野瞳だったんですよね”とカミングアウトした事に“ぷぎゃー!”と叫ぶ。
思えば、そんな楽しい事がたくさんあったゴールデンウィークでしたねぇ。
そうであればこそ、尚の事、今回のラジオでのダダ滑りが心に深い影を落とすのでした。
何でも言う事を聞いてくれるメイドさんみたいな側面ばかりが思い描かれて、
芯に強いモノを持っており、瞳の奥に確かな光を宿している事を忘れていましたよ。
ゴメンなさい、もやし嬢。万能の君の幻を僕の中に作ってた。