#08
ラジオの収録に必要なミキサーの卓を紛失したため、
ずっと更新が滞っているままとなっておりましたが、
この度、めでたく半年ぶりの更新をする事と相成りました。
ツチヤ氏とミラン氏が選ぶ2006年上半期の3位と2位を放送していくという話は
すっかり忘れ去られていたモノであると思われますです。
花に降る雨を、真夜中の虹を、君の心も今、感じてますか?

さて、本家の方で更新されても、こちらは滞ったままの状態が続いておりました。
その間、自分はと言えば、時が訪れて全て終わる日に何を想うだろう、
何を悔やむだろうかなんて感じで、悶々とした思索に耽っておりました。
そんなモヤモヤした物が消えないとナーバスな事で有名な人に相談したら、
“そういうのは抱えながら生きていくモノですよ”と言われました。
その通りだと思います。自分は、その抱え方を知らないんだな、きっと。


曲名(タイムテーブル)
イントロ:Longball To No-One - Swimming Against The Tide (00:00〜)
01.Curve - Stay Away (14:06〜)
02.Tin Soldiers - Sacrified For Nothing (26:16〜)
03.Short Story - What Is No Change? (29:10〜)
04.Encroached - Shoot The Icons/Encroached/Changeless Cycle (36:41〜)


イントロ:Longball To No-One - Swimming Against The Tide(From:Concrete Nail)

ギターにScratch Tomorrowのメンバーを迎えてから、初の音源となりました。
メロディックな傾向を強め、初期のLongball To No-One(Southportとのスプリット辺りとか)、
さらには、その前のLovemenすらも感じさせるような楽曲群。

この曲間で話がされていたセンスレスレコードの企画ですが、
こないだ自分も初めてお邪魔してきまして、抽選に参加、
見事、T-シャツのセットかCDのセットをチョイス出来る権利に当選したのですが、
T-シャツかCDかを選ぶ際にジャンケンをするよう言われまして、
あいこの場合は再抽選になる、要するに権利を没収されるという事に。
相手の方には“グーを出して下さいね!”と耳打ちしたにも関わらず、
互いにチョキを出して、ものの見事に当選の権利を没収されてしまったのでした。
まさか、相手の方が裏の裏を突いて来ようとは。
少々ちくびっていたようです。…いや、少々見くびっていたようです。
え?口裏を合わせるのはズルじゃないかって?
ええ、そうですよ。自分は、友人の結婚式でのケーキ入刀(にゅうとう)で
ははーん、あの白いケーキの苺に当たる部分がソレだなとか思っていた下賤の者ですよ。


Curve - Stay Away(From:Broken Beutiful Product)

小岩を拠点に活動するグレートエモーショナルロックな2人組。
1stアルバムの7曲入りCDからの選曲です。
壮大で伸びやかな美しい唄声にメロディー、
そして、タイトでずっしりとした根を張るリズムを叩き出すドラム。

ここではSometimes Like Shitのニシダ君が飛び入りで参加。
…のハズだったんですが、シャイな余りにオフマイクでボソボソと喋って帰ってしまいました。
でも、これはツチヤ氏がちくびったからでしょう。…いや、しくじったからでしょう。
彼がノリノリでマイクの前に立てるよう仕向けるのが、
メインパーソナリティーたる者の勤めであると思うのですが。
しかし、ええ、そうですよ。自分は日本では銭湯や温泉などを利用する場合には、
乳首に税金がかかる(入湯税/にゅうとうぜい)とか思っていた下賤の者ですよ。


Tin Soldiers - Sacrified For Nothing(From:Demo CD-R)

八王子から新たな新星が登場しました!
ギター、ベース、ドラムのそれぞれがボーカルを取る3曲入りのデモより。
これが3曲共に高いクオリティーで、それぞれのボーカルもしっかりしたモノとなっておりますですよ。
ドラムのワタル君はBrowntroutにも参加し、見事なコーラスを聴かせてくれています。
しかし、八王子という地区はメロディックなバンドを本当に多く輩出しているなぁ。
多すぎて画一的になっている感がなきにしもあらずですが、
そんな中でも、このTin Soldiersは個性を発揮していけるのではないでしょうか。

え?自分の好きな地区ですか?
自分は、ある2つの地域、A地区とB地区なら、迷わず後者を選びます。
尊敬する人物は、奈美悦子でございます。
美容整形を受けた結果、乳首を損失してしまったと
外聞を憚らずに訴訟を起こす事が出来るくらい、強いハートの持ち主でありますから。


Short Story - What Is No Change?(From:Demo CD-R 2006)

東京の5ピース、3人のギターによって奏でられるメロディックパンク。
3人のギターを活かした良い感じの音圧が魅力的です。
そのギターの内の1人は、超(ちょう)君というカッコイイ異名を持っております。
で、こちらは3番目のデモとなっておりまして、まとまった音源が望まれるところです。
現在は、緑のジャケから白のジャケに変更されて売られているとの事。
カラーリングにこだわる方には少々やるせないのかも。

で、やるせないと言えば、アレですよ。
ファイナルファンタジー7に登場するキャラクター、エアリスについて考えると
未だに切なくて切なくて、やり切れない、忸怩たる思いを抱くのであります。
当時、高校性の時、不眠症に悩んでいた自分は寝られないのならばと、
ゲーム自体はクリアしても、その後のイベントでエアリスが復活するという都市伝説を信じ続けて
FF7をプレイし続けたのであります。ラルク・アン・シエルの名盤、「True」を聴きながら。
さよなら 愛をくれた あの人は この瞳に揺らめいていた。
嗚呼、エアリス。君は、いつもキレイな笑みを見せてくれていたね。
三次元の女の子は、こんな素敵に笑えやしない。


Encroached - Shoot The Icons/Encroached/Changeless Cycle(From:Shoot The Icons EP)

西東京を基盤に活動する超絶ハードコア、Encroachedの1st EPより。
ボーカルのマエダ氏はToo Circle Recordsのオーナーであるだけでなく、
その昔、イギリスに行った際にはハードコアのライブが無くて、
代替手段としてメロディックのライブに通い詰めていたところ、
BroccoliのEPのサンクスリストに名前が載ったという経歴の持ち主であります。
人に歴史ありとは、まさにこの事でありましょう。

アウトロ付近で話題になった、センスレスレコードが発行するフリーペーパー、
Local Communication Zineは自分も執筆させていただいております。
でも、実のところは過去に書いた文で糊口をしのいでいるだけだったり。
自分は、もう少し膝を抱えて物思いを煩っていきます。
僕らは何処へ行くのか、小さな流れが海へ着くように。
心は何処へ行くのか、この指でさえ土に還るのに。
でも、このモヤモヤした瘴気が一掃される日は、そんなに遠くじゃないと思うのです。
泣きながら僕らが生まれるのは哀しみのせいじゃない。